Ram assist steering

 
33や34インチの頃はステアリングダンパーも付けずにいたのですが、37インチ化したことでラムアシスト化しました
  
  
国内外を含めてタイロッド側に装着している車が多いですが、どうも岩でゴリゴリやってしまいそうなのと、足が動く度にホースやフィッティング類に負荷が掛かりそうでピットマンアーム側に付けました。
この位置はこの位置でぶつけてしまいそうにも見えますが、バンパーよりも随分と奥にあるため簡単には打ち付けなさそうです。
ただ、ピットマンアームのロッドエンドとの干渉をしないような位置に繋げる必要があるため、アシスト力を最大限に利用出来るのはタイロッド(もしくはドラッグリンク)へ繋ぐ方法だと思います。
自分の場合は今のところ37インチ以上のタイヤを履く予定がないこともあり、ステアリングダンパーの機能を兼ねつつ少し楽になったらいいな程度なのもあってこっちにしました。
  
シリンダー径は1.5インチで、ストロークは8インチです。この位置だと6で良かったかもしれません。
   
  

フレーム側のブラケットは溝型鋼(チャンネル)をベースに作りました。白い塗装は錆止めです。
 
フレームとピットマンアームにシリンダーのブラケットを溶接したら、ギヤボックスに繋がってるパワステの配管とステアリングシャフトを外してギヤボックスを摘出。
     
    
ギヤボックス全バラ
 
ギヤボックスが空になったら右左折の油圧ポートに AN6-NPT1/4 のアダプターをそれぞれ割り込ませ、普通に元通りに組み上げます。
  
   

ラジエターとギヤボックスの隙間に何とかホースを通してシリンダーへ接続

  
ギヤボックスの加工・・・とはいっても穴空け+タップでネジを切るだけですが、How to 的な動画がYouTubeなどにupされているので参考にしてみてください。
大抵の動画はアメリカ人がupしているので左ハンドル用ですが、脳内で対象にして考えれば大したことではないです。
当然、動画のままにギヤボックスとシリンダーをホースで繋ぐとシリンダーの動きも逆になるのでそこも脳内で対象に(笑
 
  
  
全てを組み上げたらエンジンをかけてパワステフルードを足して、エア抜き(ハンドルを左右に複数回切るだけ)をします。
  
フルード漏れも無く、走れる状態になったらバンプ・ストロークさせてハンドルを切って干渉などが無いか、再度フルード漏れは無いかをチェツクして何も問題が無ければ終了です。
  
街乗りではあまり違和感はありませんが、ハンドルを切った時の戻りが少し遅いような弱いような感じがするときがあります(シリンダー内径が1.5インチの場合)。2インチ以上だと明らかにハンドルの戻りが弱くなり手を離しても切れたままの状態を維持しようとするようですが。

また、舗装路で普通に走って普通にハンドルを切る時に軽くなったと感じることはほとんど無いと思います。 

オフロードで負荷が掛かっていてハンドルが重く感じていたのは低減されますが。
  
ところで、このシリンダーのアシスト力ですが、かなり強いようです。
タイヤの横に岩があってハンドルを切ろうにも切りようが無い場合でもハンドルを回すことが出来てしまい、アシスト油圧が発生して行き場の無いシリンダーの力でタイロッドが凄く弓なりに曲がっている動画を先日見ました。
あとギヤボックスのピットマンシャフトが捻れてクラックが全周に入ってる画像をアメリカのサイトで見かけました。
やはり便利なだけでは無いようで、注意が必要ですね・・・。