-Over The Knuckle-

#2

部品を調達したら、スペアのフロントアクスルからナックルを取り外し加工。

 

取り急ぎ、ドラッグリンクは日本仕様のものを切断し、ロッドエンドをひっくり返して溶接しました。

 
部品の加工を進めつつ、これらを実際に組み込んだ際に不具合が出ないかを検討していきます。
全てをクリアすれば上手くイケるのは確信していましたが、位置が高くなる分、スタビライザーのステー周りがどうしてもタイロッドやドラッグリンクと干渉してしまうのは分かっていたので、その辺りをどうするかの検討です。
 

特に運転席側が厳しく、黄色のラインまでカットしないと右に目一杯切ったときにタイロッドが干渉します。

 

助手席側は、ドラッグリンクが元々曲がっているので、コイルマウントとは意外にも余裕があるのですが、運転席側は余裕が全くないので、コイルギリギリまで追い込んた後にスタビステーをどうするかが、今回のキーポイントのようです・・・。

 
 
スタビステーをどうするのか、3通りほどの方法を思いつきましたが、どれも今ひとつ決め手に欠けるため、取りあえずスタビレスの状態で暫くはやり過ごすということにして、作業を進めました。
 
 

加工されたナックルへ交換しました。スタビステーはまだ残っています。

 

そして運転席側のスタビステーを剥ぎ取りました。

スタビステーの左側にあるのは、コイルマウントの先端をカットしたものです。 

 

コイルのギリギリまで切り込みました。

 

続いて助手席側も

こちらはトラックバーのブラケットの一部を兼ねていたので手間取りました。3分割になっています。

 

こちら側は、コイルの先がこれだけ出ていても大丈夫です。

 

そして・・・!

 

運転席側はこのように・・・

 

助手席側はこのようになりました。

 

そうすると、#1の最初の画像の状態になるという訳です。

クリックすると大きめの画像が見られます。

 
 
 

仕様の変更があった場合には追加更新します