-Oil Pan Skid Plate-

 

 岩に打ち付けてトホホにならないために・・・

オイルパンのスキッドを作りました・・・って、完成を目前にしてモビリティパークでトホホになってしまいました。

 
TJのオイルパンってそう簡単にはぶつけないので、製作にはあまり乗り気っていうほどでも無かったのですが、ぶつけたら薄い鉄板製ですから簡単に凹んでしまいます。
上の画像はスキッドの製作中にモビリティパークへ出掛けた時に岩場で凹ませてしまったのですが、これが俄然作る気になりました!(遅っ・・・)
 
物を作るときには(特に製罐や機械加工など、業者へ製作を発注する時には)必ず図面が必要です。
ところがこのスキッド、図面が描きにくいったらありゃしない!相手は三次曲線ですからキッチリとした寸法が無いと言うか出ないと言うか・・・スッキリ描けない一番苦手なパターンです。
いや、1ケだけ切った貼ったして作るのなら、現物合わせでボチボチやれば良いのですが、いつの間にか「ついでに製作」の依頼が入り込んで結局7つ作ることになったからさぁ大変!
寸法が揃っていて、どのTJにもキッチリ装着できるものを作る必要が出てきました。
 
7つも作るとなると採寸や寸法を決めるのも一生懸命です。
スキッドを固定するメインのベルハウジングとオイルパンの底面の角度は90度ではない曖昧な角度なうえに、オイルパンは対称ではありません。
更にマニュアルミッションとATミッション、2003年型までと、それ以降でもベルハウジングの形状が違います。
幸い今回の7ケを装着するTJに03年以降の車は無かったのですが、寸法が分からないATミッション車が2台ありました。
 
本国のビルダーが販売している市販のスキッドを観察したりインストールのpdfファイルを熟読したり、我ながら今回は結構頑張ったと思います(笑)
 
そんなわけで?画像をズラズラと貼っていきます。
 
7ケ並んだスキッド。マージンは\0なのに絵的にはまるで業者です・・・。

 

作りを見ていくと・・・

こんな感じですね。
 
仮装着して、各部のクリアランスとエンジンブロックからスキッドを吊り下げるステーを検討します。

ステーはこんな感じかな・・・。
 

そして塗装後に装着!

 

 無事装着完了です。
 
 
ブロックからのステーは、本国のビルダーたちも利用しているノックセンサー用のネジ穴です。 

 

ところがTJにはノックセンサーが無いらしく、ネジは切ってあるものの何も付いていません。

更にはこのネジ穴・・・99年までは助手席側がM12x1.25というメトリック細目で運転席側が3/8-16というインチネジ、それ以降の年式は両方ともに3/8-16という違いもあります。

 

また、自分のTJがマニュアルミッションなのでそれに合わせてステーを作ったら、ATミッションの場合はラジエターへ行くATフルードのオイルラインが完全に邪魔をしてねじ穴はあるけど塞いでしまっているという状況なので、ATの場合は運転席側へステーを設けるという仕様になってしまいました。 

  

でもまぁ、これで今までより安心して遊べるというものです!

あっ、スキッドとステーの板厚は全て4.5mmで製作しました。 

 

つづく・・・のかな?

 仕様の変更があった場合には追加更新します