-Axle Shaft-

純正比+35%強化のAlloy USA製のシャフトキット(DANA44 30スプライン用)

2007年の年明け早々に、リヤアクスルシャフトのオイルシール部からデフオイルが漏れているのを見つけました。

オイルが漏れている側のシールとベアリングだけを交換して修理するのか、どうせならと漏れていない側も念のために両方やってしまうのか、この場合部品代+工賃を考えると漏れている側だけ新品でシャフトassyで買って自分でサクッと交換したほうが安くつくのか、それともベアリングやシールがセットになっているシャフトキットにするのか、どう修理するか色々考えた結果、Alloy USA製の強化シャフトキットを選択しました。

Quadratecでの本国での価格は$274.99。その他にも部品や工具などをついでに結構発注しました。かかった送料分をそれぞれの部品価格に割り当ててみると、$274.99のこのシャフトは日本円で45000円ほどになりましたから、日本のショップでの販売価格よりは1〜2万円は安く買えたようです。

このシャフトキットは、ベアリングやシール、ベアリングリテーナーは同梱されているのに、オイルシールのリテーナープレートだけは同梱されていませんから、純正品を買うか、Limit4x4オリジナルの強化プレートを買うか、交換するシャフトから純正を抜くか、しなければいけません。
でも、デフオイルが漏れていない側のシールリテーナーを抜いてしまうのは、その構造上、抜くだけで工賃がかかるだけでなくスペアパーツとしても存在できなくなってしまうので、新しくリテーナープレートを買うことにしました。

Limit4x4オリジナルの強化リテーナープレート (純正比1.6倍の板厚)

このシャフトを発注した時、この部品がバックオーダーになっていて在庫が無く届くまでに随分と時間がかかりましたが、今ではすっかり快調です。

どうでも良いことですが、このシャフトキットはスタッドボルトのピッチを114.3x5Hと139.7x5Hの2パターンを選べるように10ケのスタッド穴が空いています。

今回は純正デフケース用の30スプラインにしましたが、余裕があればARBかOXのデフロック+33スプラインなんていうのも組み込んでみたかったですね・・・。


2009.10月

ARBエアーロッカーの中古をアクスルホーシングごと入手して2007.12月から使用してきましたが、エアーロッカーのデフケース内ピニオンやサイドギヤ等の摩耗により新調しました(スーパー44・33スプライン)。

アクスルシャフトはAlloy USA製です。本当は他社製が欲しかったのですが、オフロード競技のトライアングル第3戦に間に合わせるため、本国の通販ショップに在庫のあったAlloy製ということに・・・。

フロントのアクスルシャフトは、スーパー30キットが組み込まれているので純正よりも太いシャフトです。

Superior製 30スプライン フロントアクスルシャフト

 
純正と違うのは、スプライン数が27から30へ変更されていることと、上の画像でも分かりますが、クロスジョイントのクリップが抜け易いCクリップでなく、全周で留めるサークリップになっています。
 
30スプラインの強化シャフトを使用するには、社外製の30スプラインデフキャリアが必要となります(ARBやOXなど)。
また、Dana44の純正シャフトも30スプラインなのですが、デフキャリアやデフハウジングのサイズが違うために、シャフトの長さが違い、互換性は無いようです。

今後、もし仕様の変更があった場合には追加更新します